【一眼記録】秋の一枚を撮ってきた
はじめに
前の週末に出かけた先、といっても会社のイベントで借りたBBQ場ですが・・・
そこの道端で秋の一枚を撮ってきました。
今回はその時の使用レンズからRAW現像、自己レビューを行っていきます。
それから
使用レンズ
今回の使用レンズはSIGMA Art 50mm F1.4 DG HSMです。
6DmarkIIにつける50mm単焦点が欲しいと思い続けてついに購入した一本です。
今回はこれで撮りました。
現像前
とりあえず撮って出しの状態が↓です
道端の落ち葉が茶色くなっている中で、一枚だけ赤い落ち葉があり。周囲との色の対比が面白いと感じたので撮りました。
撮って出しの状態のままでも悪くないですが、「周囲」と「赤い葉」との対比を強く見せたかったので自分の脳内イメージに合うよう現像を行っていきます。
現像ソフトについては様々なものがありますが、私はLuminarを使っています。Luminarについては別途記事にするつもりです。
現像過程
今回の現像では以下の3つのパラメータに関して調整を加えます。
- RAW現像
- トーンカーブ
- HSL
それぞれについて、設定後の値を示しながら素人なりに意図を解説していきます。
RAW現像
RAW現像については、ハイライトとシャドーに調整を加えてあります。
ハイライトを下げることで赤い葉に当たっている光を弱くして、葉の赤がより出てくるよう調整しています。
同時にシャドーを少し下げることで「暗め×赤」の方向へ持っていきたいということも考えています。
トーンカーブ
トーンカーブでは、王道のS字をつかって若干強めのコントラストになるよう調整を加えています。これも意図としては赤を強めに出す。ということになります。
調子に乗って強くS字をつけすぎるとキツくなるのでほどほどにしておきます。
HSL
最後にHSLを調整します、色相と輝度はデフォルト値(0)から触っていません。ここではオレンジとイエローについて彩度を落とすことで、赤以外の要素の色を淡くします。
赤ではない部分は主にオレンジ、一部イエローといった感じなので、それらを落として赤を一層際立たせていきます。
現像前後
以上でRAW現像の作業は完了です。では現像の前後を比較します。(画像中央のスライダーで前後を比較できます)
(← before | after →)
[twentytwenty]
[/twentytwenty]
自己レビュー
撮った時に感じていた「赤い葉」の印象を現すことができたと思います。赤を見せるために、赤い葉以外の部分の彩度を全体的に落とすようにしました。
これによって中央の赤い葉に関してはハイライトを下げた影響くらいしか出ておらず、なるべく自然に残すことができたと思います。
全体を見ると少々現実離れした仕上がりで、自然とは言いにくいですが、意図してレタッチしているのでこれはこれでいいのです。
構図に関しては、右側のブロックをもう少し切っても良かったかと思います。ブロックのデコボコ感に視線が持っていかれるかもしれません。
総合的には結構満足度を高く仕上げることができたと思っています。
さいごに
今回は SIGMA Art 50mm F1.4 DG HSM で道端の秋を撮りました。このレンズ最短撮影距離が確か40cmで、かなり寄れます。開放F1.4というのももう世界が段違いです。ピント面が非常に薄く、前後はしっかりボケていきます。
F1.4で玉ボケとか使っていけたらさらに撮影の幅が広がって面白そうです。