【一眼記録】Luminarで「桜」を現像する
はじめに
これを書いている2020年4月はコロナウィルスの流行による世界的混乱で卒業式や入学式が縮小・延期になったり、週末の外出の自粛要請が出たりしています。
花見なんて言ってられる場合ではありませんが、幸いにも私は出勤中に松川付近を通るため、フルサイズ一眼+レンズを通勤用にしているマンフロットのリュックに押し込み、少し遠回りして朝のうちにささっと撮ってきました。
この混乱の中で感染者の増加の抑止に様々な対策が講じられている関東に比べ、まだ落ち着いていると思われる北陸から、少しでも春を届けられたらと思います。
一刻も早い収束を願うばかりです。
少々前置きが長くなりましたが、今回は富山市の花見といえば「松川」ということで撮ってまいりました。
当日は朝は晴れで、適当にスナップした一枚がこちら。松川の桜で調べると似た画像がたくさん出てくると思います。だいたい7分咲きと言ったところでしょうか。
この写真をレタッチしていってもいいんですが。今回は別のものを題材にします・・・
ちなみにボディ&レンズは
6DmkII + 24-105mm F4L の王道組み合わせです。
こういった一本だけ持っていくって時にこのレンズは優秀なんですよね。
それから
今回はこの一枚に絞って構図の確認、レタッチをしていきます。まずは撮って出しから。
撮影時の情報はキャプションに記載の通りですので以後省きます。
構図
レタッチの前にまずは構図から見ていきます。
レタッチ云々より構図のほうがよっぽど大事なのだよ
珍しくまともなこと言うやん
今回の主題は言うまでもなく「桜」です。王道の三分割構図を採用し、構図の右上に桜を配置し、ピントもそこに合わせています。後ろに松川が流れ、水面に反射した朝日が玉ボケになることもなんとなく狙っています。
それだけだとストーリー性に欠けるというか、あまり面白くないので副題としてベンチを入れました。
写真を見ると右側に対してちょっと左が暗いかな?と思いましたが、桜に注目してもらって春感を出したいので良しとします。
- レンズは多少絞ったほうが解像感が増す
- 副題のベンチがボケすぎないようにしたい
という狙いから、f値は6.3を選択、太陽のおかげで絞ってもISO100で手ブレしないSS:1/160です。
また、全体として左上に方向づけしてやることで、写真に動きが生まれれば。と考えています。
レタッチ
レタッチしていくぞい
ようやくだな
結論から先に…とりあえず完成形をどうぞ。
詳細なパラメータは次ページで解説していくぞい
パラメータ紹介
それではパラメータの紹介をしていきます。今回触ったパラメータはたったの3つ。順番に解説します。
ライト
ライトのパラメータで意識したことを解説します。
特にトーンカーブについては、コントラストを変える王道パターンとしてS字を描くようにレタッチすることが多いですが、ただでさえシャドーを下げて左が暗くなっているので、これ以上下げることはしませんでした。
オートン効果
ふわっとした雰囲気で優しい感じに仕上げたかったので、適度にオートン効果をかけます。ここはパラメータを変更しつつ全体を調整していきます。
ディテール補整
最後にディテール補整をかけます。オートン効果で全体的にふわっとさせたので、せっかく絞って稼いだ桜の解像感が甘くなりがちです。
細かなディテールを少し入れてやることで、桜の花びらを少しシャープにしていきます。
前後比較
ここまででレタッチは完了です。それではレタッチの前後を比較します。
スライダーは動かせるぞい
たのしいギミックだ
[twentytwenty]
[/twentytwenty]
思ったように花びらの色・解像感を出せたと思います。
C-PLフィルターがあれば、桜の色は撮って出しの状態でもより桜色に写ったのかなと思います。C-PLフィルターについては近いうちに購入予定です。
さいごに
今回は通勤路の途中でカシャッとしたものを現像しました。lightroomユーザーが多い中、Luminarに興味のある方や使っている方の参考に多少なりともなればと思い、割と真面目に解説したつもりです。
私もまだまだアマチュアレベルで、解説した内容に誤りやツッコミどころもあるかとも思いますので、参考程度にしてください。
それではみんな!アリーヴェデルチ!
キャラぶれてるぞ
Twitterでも色々と発信していますので、気になった方は是非ともフォローを!(@hokuriku_cuckoo)
【読書記録】そしてバトンは渡された/瀬尾 まいこ【92冊目】
そしてバトンは渡された/瀬尾 まいこ
今回は2019年の本屋大賞「そしてバトンは渡された」を読みました。
結構ペースが遅いですが、記録をつけ始めてから、大幅な読書中断期間を設けつつ100冊に近づいてまいりました。やっと3桁です。
感想
主人公の優子は本当の母親とは死別、別の母親(梨花)と結婚した父親は仕事でブラジルへ、梨花は次に泉ヶ丘さんという男性と結婚し、その後宮森さんという男性と結婚。
最終的に優子は「宮森 優子」となります。
さすが本屋大賞で、親が何年かごとに変わるという重くなりそうな話ですが、自然に明るく書かれており、暗くならずに読了できました。
最後の親の宮森さんもいい具合にズレてる感じでした。
次も何年か前の本屋大賞を読む予定です。
四角いお好み焼き「ぼてやん多奈加」
はじめに
嫁から以前おいしいかったからまた行きたい。とのリクエストがあったので行ったお店です。
私は恥ずかしながら知らなかったのですが、富山県民なら知ってて当然の?人気店で、当日は開店前に行きました。他にも並んでいる方がおられ、その人気ぶりに期待が膨らみます。
それから
店内に入ってカウンターに着席。カウンターが身体に合わず、座ってからテーブルにしておけば良かったと後悔。
でも作ってるところが間近で見られるからいいのだ。
事前に調べてお好み焼きが出てくるまで2~30分くらいはかかるとのことだったので、「ぶた玉」だけでなく「オムそば」も一緒にチョイス。
先に出てくるであろうオムそばをいただきながらぶた玉を待つ作戦です。
注文を終えて水を飲みながら待ちます。オムそばが出てくるまででも15分くらいはかかったかな?
でもカウンターに座ったおかげで焼きそばやオムライスが目の前で出来上がっていくのが眺められたし、お好み焼きソースや焼きそばソースのいい匂いが鼻孔をくすぐります。
そしてついに出てきたオムそば
オムそばなんて店で頼むのは何年ぶり?もしかして初めて?レベルです。食べやすいように切ってくれていてあとはもう口に運ぶだけ。写真を撮っている時間がもったいない。
ではいただきます。
ンンッ!…ハッ!
感想言って
うまい。とてもうまい。オムがマヨ&ケチャプと絡み合って焼きそばソースを引き立てる。ぶた玉までのつなぎに…と思ってましたが主役級のうまさ。
早々にオムそばを完食し、ぶた玉への期待は高まります。そして注文から30分程が経過した頃…
ついに来た!
お好み焼きが!四角い!
事前に調べていったので知ってはいましたが、見た目のインパクトはやはり抜群です。見たことあります?四角いお好み焼きなんて。
でも見た目だけインパクトがあって味がイマイチだと意味ないですからね。お好み焼きは一口大に切られて出てくるのであとは口に運ぶだけ。早速いただきます。
ヒャァウマイー↑↑
珍しく感想言ったな
もう美味いです、これがお好み焼きだとは信じられません。外はもっちり生地になってて中はトロットロ。そして熱すぎず食べやすい。こりゃ有名で当たり前です。インパクトがあるのは外見だけじゃなかったですね。
これはお好み焼きではなく「ぼてやん」という食べ物と言っても過言ではないと思います。
そしてあっという間に完食。ごちそうさまでした。
まとめ
私も初ぼてやんでしたが、これから行ってみようかな、という方のために私なりに簡単にまとめます。
未経験の方は是非行ってみてください。お好み焼きの常識が変わります。
続いては「一眼記録」コーナーぞい
一眼記録
今回の一枚はオムそばを写した一枚です。
構図はほぼ同じで、オムそばの中央部より若干手前のオムの部分にピントを合わせているか、手前のやきそばの部分にピントを合わせているか。の違いがあります。
二枚のうちどちらを記事内で使うか悩みましたが、オムにピントが合っている方を選択しました。
理由として
- オムにかかっているソースの艶感を見てほしかった
- やきそば部分に合焦していると、奥に視線が行かない可能性がある(ソースの艶感が見てもらえないかも)
- やきそば部分に合焦している方は人によっては若干ウネウネが不安に感じるかも…?
が挙げられます。(人によっては「いやいや、そばにピントの方がいいでしょ」という意見もあるでしょうが)
そばにピントの方は、視線の抜け感(というんでしょうか)が左下から右上に行くと思います。それを意図するならそばにピントを採用すべきと思います。
(というかじっくり見てると腹減ってきますね。)
こうして同じような構図でも複数のピント位置で撮っておくことで後から見る人に何を見てほしいかゆっくり考えられるのでいいです。
さいごに
今回は駅前の「ぼてやん多奈加」へ行ってきました。こっちに戻ってきてまだまだ発掘してないウマいものがありそうな予感がします。
(外食しすぎないように)これからも新発見していきます。
純米吟醸生原酒「FUNKY MABOTAKI 2020」レビュー
はじめに
今回は立ち寄った酒屋で発見した、その名も「FUNKY MABOTAKI 2020」を飲みました。価格は約1200円。
純米吟醸生原酒や!
意味知っとるんかお前
生原酒
火入れも割り水もしていないお酒のこと
日本酒は完成したら、一旦火入れ(加熱殺菌)を行ってから貯蔵。その後貯蔵した酒を濾過して割り水(加水調整)してからもう一度火入れして瓶詰め。
の工程を踏みますが、生原酒は火入れも割り水もしていないお酒のことです。(だから早めに飲むんだね)
それから
おちょこ(にしては大きいけど…)に注ぎます
FUNKY、そして黄色い。
生原酒だからか、以前飲んだ幻の瀧や通常の日本酒よりも黄色みが強いです。
香りについてもいい意味での酒臭さがあり、"これぞ生原酒"というところでしょうか。
もう待ちきれないのでいただきます。
なんと…FUNKY
日本語で頼む
幻の瀧は以前紹介したとおり辛口系だけどスッキリで、辛すぎない印象でした。
今回のFUNKY MABOTAKIは純米吟醸の幻の瀧のスッキリ後味感は残しつつ、味わいの中間にフルーティさ、甘さを感じることができました。
価格も1200円程度で生原酒が出るのは今の時期なので、見かけたらお試しあれ!
さいごに
最近日本酒の記事を書き始めましたが、日本酒の味ってどう表現したらいいか難しいなーと思いながら手探りしつつ書いています。
まだまだ飲みたい日本酒がわんさかあるので、表現のレパートリーを増やしていかなければなりません。
【一眼記録】濃厚煮干しラーメン「やわなり中華そば」
はじめに
今回は知り合いに教えてもらった「やわなり中華そば」へ行ってきました。
一番濃いのはもはやセメントって言ってたけど大丈夫かな・・・
食べればわかるさ
12時過ぎに到着、道路を挟んで向かいに駐車場(8台程度)があり、そちらに車を停めて向かいます。
駐車場は店の正面やな、覚えました。
店内に入るとお客さんで満席で、5人くらい待っていました。店長がお一人で切り盛りしていて大変そうでした。
それから
券売機で食券を購入
お店は券売機システムで、"初めてのラーメン屋では左上"をなるべく選ぶようにしているので濃厚あっさりを選択。煮干しAとか煮干しBというより濃いメニューもあるようで、日によって違うようです。ちなみにこの日は煮干しA。
濃厚あっさりって表現がもう意味分かんない
食券を出してしばらく待ちます、店長一人ですべてをこなしているので結構時間がかかりましたが、空腹は最高のスパイスです。そしていよいよ到着。
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濃厚あっさり
アァッ!素敵!
この時点で既にうまい
キラキラと煌く濃厚(あっさり)なスープに薄くスライスされたチャーシュー、スープにしっかり絡みそうな細麺。なんてステキ。そして盛り付けが丁寧。(ブログに載せようと思ってる私にはダブルで嬉しい。)
いつもラーメンは最初にパリパリのままののりをスープに軽くくぐらせて食べるのですが。もう最高です。思い出して書いている今も口の中にあの味が蘇ってくるような濃厚感。
そして麺をすする!
こ・・・これは!
なんか感想言えや
濃厚な煮干しの風味が口いっぱいに広がります、これで濃厚あっさり・・・「あっさり」の意味を再定義する必要がありそうです。
そしてチャーシュー、ほんのり赤みがかった肉を頬張るとジューシーな味わいが。ラーメンの煮干しに負けない存在感で非常にうまい。
そしてあっという間に完食。ごちそうさまでした。
その後、席においてあった胡椒と唐辛子を残ったスープに入れてどんな感じになるか試してみました。胡椒はアクセントになっていいんですが、個人的に唐辛子はいらないかな。
ちなみに替え玉もありますのでたっぷり食べたい方も安心
今回はお腹に余裕がなく頼みませんでしたが、和え玉(白)/和え玉(黒)が気になりますね。是非頼んでみたい。
お店の最新情報はTwitterで
お店のTwitterがありますので、最新情報はそちらでチェックできます。(Twitterリンク)
臨時休業等の情報もありますので行く前にチェックしていった方が良いです。
次ページは久々の一眼記録ぞい
一眼記録
最近サボり気味だった一眼記録のコーナーです
先にも載せたこの写真ですが、昨年の暮れに購入した「EOS M200」+「EF-M 22mm F2 STM」の組み合わせで撮っています。
AモードでF2として撮影した結果、ISO:200, SS:1/80となっています。ブログ用に解像度を落としているのであまり気になりませんが、ピントのあっているチャーシューのあたりにカラーノイズが乗っているのが確認できます。
ブログで見るレベルなら気になりませんが、大判で印刷したり撮って出しで云々。という用途には向かない気がします。解像感についてもやはり6D markIIには到底敵わないかと。
とはいっても小さくて軽くて街中スナップやこういったブログ掲載用途としては十二分かと思います。
さいごに
今回は「やわなり中華そば」へ行ってきました。店主さんのこだわりのラーメンという感じがビンビン伝わってきて本当に美味しかったです。ただちょっと塩分が気になるかな・・・でも美味いからヨシ!
あー、行きたくなってきた。
いつかはセメント
やめとけ
【読書記録】i/西 加奈子【91冊目】
i/西 加奈子
今回はi/西加奈子を読んだぞ
前回から随分期間が空いたな
前回読んだ銀河鉄道の夜(12/11更新)のあと、かなーり時間が空きました。その間応用情報の勉強をしてみたりその合間で「バカが全裸でやってくる(入間人間)」を読んでいたりしたのですが。
「バカが全裸でやってくる」は私にはあまり合わず、半分くらいで積んじゃいました・・・スンマセン。
そんなこんなで最近金沢で飲み会があったのですが。その翌日早起きしたので、金沢の「金沢ビーンズ明文堂書店」へ言って売れ筋だったi(アイ)を購入し、同じ建物内にあるタリーズでモーニングを摂りながら読書にふけっていたわけです。
ちなみにビーンズの場所はこちら
大型書店で金沢で飲み会があった翌日はよく利用します。早起きして本読む時間を設けるなんて最高です。
感想
前置きが長くなりましたが・・・
簡単に言うとi(アイ)では養子に取られ、アイと名付けられた女の子が成長する約20年強ほどが描かれています。この本全体でアイの精神的な成長・自立(アイデンティティの自覚と確立)が描かれているのかなーと思います。
西加奈子作品は「しずく」を読んだことがあるはずですが、読んだ気がするレベルであまり記憶に残っていません。
本書は現実世界の出来事とリンクしているので、なるべく早く読むことをおすすめします。